駐車場ラインのリニューアル工事の流れです。擦れて見えにくくなった区画線の上に、新しく白線を塗り直す上書き工事、消えてしまったラインが原因で起こる、事故やトラブルを防止する為の区画線の引き直し工事。7代分の車室━約42mの白線を上塗りし、綺麗に見やすくする工事の施工例。
傷んだ舗装から出るアスファルトの骨材などを箒などにより除去します。手押しライナーが小石なぢを巻き込み、白線ラインの塗り変えがスムーズ運ばないことを防ぐためです。
新設の区画線工事と同様、消えかけた白線ラインのリニューアル工事も、区画線の消え方や、下地のアスファルトの状態により、改めてラインの直線を出し直す事が少なくありません。殆ど消えかけて分かり難くなった白線ラインの引き直しの場合は、当然、作図が必要になります。「徐行」「注意」「止まれ」「来客用」「一時停止」「一方通行」などの駐車場文字、区画線・進入禁止・車椅子マークなど、文字やマークを上書きする場合も、状況により下書きをチョークにて行う必要があります。
区画線の上塗り工事の場合、車止め(タイヤ止め)が障害になり、その手前までしか、ラインを上書きすることが出来ません。現在引かれている白線は、区画線工事の終了後、車止めを付けたケースです。写真のように、ある程度、自然に消えていくものですが、どうしても気になる場合は、白ペンキでラインの上塗りをするか、黒ペンキでの消去することをお勧めします。
区画線の上書き工事の場合、表面の劣化、ラインの割れ、土や埃などで汚れている等、必ず一つは当てはまる事項があります。現況では、新しく引く白線のノリが悪いため、プライマーを塗り、路面を活性化・平滑化をさせ、密着度を高めます。
白線ラインの材料は、公共工事で「材料承認」を得た、樹脂や骨材の入った塗料で、一般道路や駐車場などで使用されているものです。摩擦に強い為、耐用年数も比較的長く、持ちが良いとされております。下地がコンクリートの場合は、密着度がより高い、常温ペンキをお勧めしております。
亀裂が入り、多少消えかけ、見栄えが悪くなった区画線の上に、新しいラインを引き直します。上塗り工事になりますので、今ある白線を消す必要はありません。既設ラインや舗装が荒れている場合は、新設と同様の綺麗さという訳には参りませんが、クッキリとした区画線に生まれ変わります。
写真で見ると、ライナーの手前が綺麗になって、白線ラインが、スッキリと新しくなったのがお分かりだと思います。また、「停止」「とまれ」「STOP」など大きな文字、身障者マーク・矢印などの図形は現場で上書きが出来ますが、50cm角以下の「軽」「月極」「月極駐車場」などの文字、駐車番号や駐輪場のマークなどは、「加熱溶着」となりますので、一度、消去する必要がある場合があります。
気温にもよりますが、施工後、約10分程度で、ライン自体は使用可能となります。白線ライン・黄線ラインの上書き・上塗り工事、軽や月極・止まれ等の文字の塗り替え・塗り直し、車椅子や停止線や矢印などの上塗り工事はお任せ下さい。
尚、自動車・自転車・バイクなどが施工範囲近くに置いてある状態での施工は出来ません。事前に移動をしていただくか、車両の速やかな移動をお願いします。
※軽・P・徐行・停止・月極・IN・止まれ・来客用・OUT・STOP・駐車禁止などの文字の大きさは標準タイプ(皆様が頻繁に目にされる)です。
※停止線や横断歩道・矢印などの巾、駐輪場マーク(自転車マーク)・身障者マーク(車椅子マーク)の大きさは標準タイプ(皆様が頻繁に目にされる)です。駐車場の区画線ライン工事はおまかせ下さい。